◆僧帽筋の部位
僧帽筋は人体背面、頭下部から左右対称に脊柱を底辺、肩峰を頂点とした三角形の形状に広がる筋肉です。
一般的には僧帽筋と称して扱われるが、解剖学的に僧帽筋は、その付着部位、働きから◆「上部繊維」「中部繊維」「下部繊維」に分類されます。
上部繊維= 後頭部上項線から鎖骨中心よりやや外側に付着
中部繊維= 胸椎第1~6棘突起から肩甲棘及び肩峰
下部繊維= 胸椎第7~12棘突起から肩甲棘
◆英字表記(英語)
僧帽筋= trapezius(トラピーズィアス)
◆僧帽筋の働き・特徴
僧帽筋の主な働きは、肩甲骨の固定、及び重いもの持つ際の肩甲骨の下がりへの抵抗です。
また、三角筋、前鋸筋の働きの補助筋です。
僧帽筋はその形状が僧侶の頭巾に似ている事が名称の由来です。